経歴

東京生まれ。1990年にアート誌『SALE2(セールセカンド)』の編集長を務める。

1995年、文芸誌『文藝』にて「起爆者」で小説家デビュー。『ミューズ』で野間文芸新人賞受賞、『ヴァイブレータ』が荒井晴彦脚本、廣木隆一監督で映画化されロングランヒット(主演、寺島しのぶ、大森南朋)。2012年、天皇の戦争責任をアメリカで問われる少女を通して「戦後」を描いた『東京プリズン』で毎日出版文化賞、司馬遼太郎賞、紫式部文学賞を受賞。戦後論の先駆けとなった。

小説と批評の中間的作風も多く『愛と暴力の戦後とその後』『愛と性と存在のはなし』など。故石牟礼道子との出会いから、文学を身体性を含めて表現することにも情熱を持ち、語りもの、音楽詩劇などの分野をひらく。『わたしは自由、わたしは涙』など。

幼い頃から憧れであった探求者の顔も持ち、2023年からアクティブ瞑想、タントラ瞑想を伝えている。

2024年に医学書院「ケアをひらく」シリーズから「安全に狂う方法」を刊行。アディクションを人間存在の問題としてとらえる。